【ご報告】医療ケア児者の主張コンクール

2019年3月16日(土)に、国立成育医療研究センターの講堂にて、医療ケア児者の主張コンクール~未来の夢と希望を発信しよう~が開催されました。昨年反響を呼んだ本コンクールで、今年は8名の方がご自身の思いを届けて下さいました。

当財団理事、石井由美子より開催の挨拶、審査員3名のご紹介、続いて8名の発表者の方々(福岡からの生中継も挟みながら)が、将来の夢や希望など溢れる思いを真剣に語って下さいました。発表者の医療的ケアの程度は個々に異なり、年齢も10歳から33歳までと違いますが、『普通の学校に通い多くの友達と触れ合いたい』、『医療ケアという潜入感で自分たちの可能性を奪わないで欲しい、選択肢を広げて欲しい』、『プール、ライブに行きたい』、『停電時に医療機器が使用できなくなることがないよう社会全体で考えてもらいたい』『字がかけるようになって、言葉で自分の気持ちや想いを表現したい。人の支えになり、助けたい』など熱心に語る姿に聞き入ってしまいました。

審査発表までのひと時は審査員のお一人であるヴァイオリニストの増田太郎氏のライブを楽しみました。増田氏のユーモアを交えながらの素晴らしい演奏と歌で会場の皆さんの心を和ませていただきました。

今年の医療的ケア児者の主張コンクールは下記の方が受賞されました。受賞後のインタビューの後に審査員から講評がありました。
グランプリ【僕の夢】(髙橋翔太/東京都)
コンクールに挑んだ気持ちを聞かれ、「頑張っている人を見て、自分も頑張って出たいと思った」
準グランプリ【じがかけるようになってつたえたいこと】(戸谷百花/埼玉県)
「ありがとうございます。とても嬉しいです。(指談を)信じてもらえて良かったです」
審査員特別賞【僕の挑戦と未来】(福島星哉/千葉県)
「嬉しい。これからも挑戦し続けたい。」

3名の審査員からは、これからも思い、希望、夢を発信し続けて欲しい、そこから可能性が広がることや皆さんの主張は障がい者以外の人にも希望を与える内容であり、多くの人に知ってもらいたいし、応援したいとの感想をいただきました。
一人ひとりの真摯な思いは大切な糧として今後の財団活動に活かしていきたいと思うと同時にその思いに耳を傾ける社会にしていかなければならないことを深く感じました。改めてこの場に立ち会えたことに感謝します。最後にコンクールの企画・協力をしてくださった[もみじの家」ならびに「株式会社シミズオクト」の皆さまにお礼を申し上げます。