【ご報告】大妻女子大学多摩キャンパス“学園祭”での写真展

10月29日(土)・30日(日)の2日間、大妻女子大学多摩キャンパスで行われた学園祭で、学生さんたちと共に写真展を開催しました。
3年前に人間関係学部人間福祉学科の丹野眞紀子教授が、“もみじの家”に見学にいらしたご縁で、2019年の文化祭で写真展をさせていただき、今回が2回目となります。

開催に際しては多摩市社会福祉協議会の後援を取っていただきました。
また「学生たちの学びの一環として取り組みたい」と展示する資料はすべて学生さん達が作成してくださいました。

天井が高く広々とした7号館のラウンジを会場とし、学生さんが作成した医療的ケア児やもみじの家、当財団に関する資料パネル7枚を壁に展示し、写真と家族からいただいたコメントはテーブル上に展示しました。
またバルーンアートサークルの皆様がバルーンで作ったかわいいお花や動物を飾ってくださいました。

学生さんたちが積極的に資料配布や来場を促してくださり、400名近い方にご来場いただきました。
資料やコメントを丁寧に読んでくださる方、涙しながらの方、お父様が写真の説明をしながら見てくださるご家族連れ、「いい写真ですね」と声をかけてくださる方、大学関係者からは、「こうした活動に学生がかかわることは非常に意義深い」と言っていただきました。

いただいた「ご意見・ご感想」の一部を紹介いたします。

・福祉や障がい者支援に関する研究をしています。実際、障がい者の方が笑顔で活き活きと生活、
暮らしている写真を見ると嬉しく思います。今後もこの様な展示を広めて下さい。(男性、20歳代)

・医療的ケア児を町で見かけることが何度かありました。しかし、その子の生活や家族のことを深く知
りませんでした。このブースを通して少しでも理解できたと思います。(女性、20歳代)

・医療的ケアについて詳しく知ることができた。障害があっても居てくれるだけで幸せで、生まれては
いけない子なんて1人もいないと改めて強く思った。(女性、20歳代)

・「家族みんなで写真をとることができる。それ以上にシンプルな幸せなことはないと思います。」
この言葉がとてもひびきました。その通りだと思いました。(女性、20歳代)

・医ケア児の支援はまだまだ家族に頼りきりであると感じる。医ケア児の未来が明るくなるよう私ども
福祉職も頑張って社会で見守れる仕組みをつくりたいですね。(女性、20歳代)

・重い病気と懸命に闘っているのに、家族と一緒に乗り越えれば怖くないのだとの思いが笑顔に現れて
いると感じました。(男性、30歳代)

・大学生のみなさんが、こういうことを広める活動をしていることがすごい、すばらしいと思います。
(男性、50歳代)

・素敵な写真の数々を拝見できて感動しました。生まれてきて一生懸命生きているから、周りも一緒に
笑顔で生きられるんだなあと思いました。私も看護頑張りますー。(女性、50歳代)

・「障がい」は医療的ケアがある子どもたちにではなく、受け入れる地域にあるのだと思います。もっ
ともっとバリアフリーな世の中になりますように。(女性、50歳代)

2日間、天候にも恵まれ、3年ぶりの学園祭は終日、活気にあふれていました。
開催にあたりご尽力、ご協力くださいました丹野先生、丹野ゼミの皆様、ご来場いただきました皆様に、心より感謝申し上げます。

当財団の活動は、皆様からのご寄付(年会費)で賄われています。皆様のご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。