【ご報告】写真展「“いのち”輝く ~キッズファム財団ファミリーフォトプロジェクト~」

10月1日(火)~6日(日)、世田谷美術館区民ギャラリーにおいて、写真展「“いのち”輝く ~キッズファム財団ファミリーフォトプロジェクト~」を実施しました。
写真を通して、重い病気を持つ子どもと家族のことを知っていただき、それぞれの立場で感じたり、考えたりしていただけることを願い、毎年開催しています。
会場には、写真パネル33点とご家族からいただいたメッセージ、活動紹介ポスター、医療的ケア資料を展示しました。
写真は当財団が行っているファミリーフォトプロジェクト(カメラマンが家族写真を撮りプレゼントする活動)で撮影したもので、ご家族の許可をいただき展示しています。

また財団が年に2回発行している“キッズファム通信”の表紙原画6点を展示しました。財団の理事が描いています。財団創設者で初代理事長、喜谷昌代が暮らした英国の風景画の中に、ファミリーフォトプロジェクトで撮影した家族の写真を入れています。
「素敵な絵ね」「優しさが伝わります」「すごくいいアイデア」等、多くの皆様が声をかけてくださいました。

期間中、309名の方にご来場いただきました。当写真展のためにご来場くださった方、他の展示を見にいらして立ち寄って下さった方、たまたま、という方、また世田谷区内の小学生が美術館見学として美術館のボランティアさんに引率されて来場してくれました。写真一枚一枚を丁寧にご覧いただき、質問してくださる方、感想をお伝えくださる方、涙される方などもいらっしゃいました。
展示した写真に写っているご家族もご来場くださいました。展示してある写真の前で写真を撮り、とても喜んでくださいました。本当にうれしいことです。

いただいた意見・感想の一部を紹介いたします。

▶ 大変感動しました。とくに親御さんの嬉しそうな素敵な笑顔が印象的でした。私も医ケア児の保育・支援の研究をしてきましたが、プロの写真家が撮るという企画は素晴らしいですね。
▶ どの写真にも笑顔溢れる家族の輪が見られ、素敵な写真に不覚にも感動で涙が溢れてきました。雨でバスも遅れ不便な所だなと思いましたが、帰りのバスの中では心が満たされてました。
▶ 皆様の笑顔が優しくて、温かくて、とてもよかったです。笑顔がまもられますように。
▶ 正直に書きますと、見慣れない顔立ちには本能的に何かやはり一瞬身構えてしまうのですが、これらの写真では寄り添うご家族のリラックスした様子、笑顔があって、私のような慣れない者の心をほぐしてくれるように思います。
共生・協力の為には理解が欠かせませんが、このような写真は理解を助けてくれるものだと感じました。ご家族にとって良い体験になっていることが伺われるのも、見ていて良かったなという気持ちになれました。
▶ いのち輝く写真展、拝見して全員の子供がいきいきとしていて素晴らしい。本当に顔が輝いています。感動しました。

 
開催にあたり快く展示許可をくださったご家族の皆様、ご来場いただいた皆様、ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
また来年も開催したいと思います。どうぞご来場ください。

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